拡張計測機能をオンにする
[拡張計測機能]というのは、ユーザーがページ内で画面をスクロールしたのか、ファイルをダウンロードしたのかなどを測定できる機能です。
[拡張計測機能]を設定するには、GA4プロパティの状態で画面左下の歯車マークの[管理]ボタンを押します。
次に、[データストリーム]を押し、開いた[データストリーム]画面のウェブURLの部分のクリックします。
表示された[ウェブ ストリームの詳細]で拡張計測機能を[オン]にします。
特にデメリットはないのですべてをオンにしておきましょう(設定を変更したときは、右上の[保存]ボタンを押します)。
これで、[拡張計測機能]の項目の設定ができました。
データ保持期間を14ヵ月にする
GA4の初期設定ではデータ保持期間が[2ヵ月]となっています。
これでは、十分な分析ができないので保持期間を[14ヵ月]に変更します。
まず画面左下の歯車マークの[管理]ボタンを押し、[データ設定]を選択して、[データ保持]を押します。
ユーザーデータとイベントデータの保持画面の[イベントデータの保持]のプルダウンメニューから[14ヵ月]を選択し、[新しいアクティビティのユーザーデータのリセット]が[オン]になっていることを確認して[保存]を押します。
Googleシグナルを有効にする
[Googleシグナル]は、スマートフォンやパソコン(PC)などの別端末を使っていても同じユーザーを特定してアクセスデータを取得するしくみです。
[無効化]していると同じユーザーを別ユーザーとしてデータを収集してしまうので、[有効化]しておきましょう。
[有効化]するには、画面左下の歯車マークの[管理]ボタンを押し、[データ設定]を選択して[データ収集]を押します。
[Googleシグナルのデータ収集]のところにある[設定]ボタンを押します。
[Googleシグナルを有効にする]のところにある[続行]ボタンを押します。
すると表示が切り替わり、左下に[有効にする]ボタンが現れますので押して[有効化]します。
自分のIPアドレスを除外する
CMANのサイトなどにアクセスして自分のIPアドレスを調べ、コピーやメモ帳に転記しておきます。
画面左下の歯車マークの[管理]ボタンを押し、[データストリーム]を選んで[ウェブのURL]をクリックします。
[Googleタグ]にある[タグ設定を行う]をクリックします。
切り替わった画面の[設定]にある[すべて表示]ボタンをクリックします。
[内部トラフィックの定義]が表示されますのでクリックします。
[内部トラフィックルール]にある[作成]ボタンを押します。
[ルール名]欄に「myip」などと入力し、[traffic_typeの値]を「internal」にして、[IPアドレス]にある[マッチタイプ]のプルダウンメニューから「IPアドレスが次と等しい」を選択し、[値]欄に先ほどコピーまたは転記した自分のIPアドレスを入力します。
最後に[作成]ボタンを押せば、自分のアクセスはGA4のデータには登録されなくなります。
まとめ
この記事で紹介した、拡張計測機能を[オン]にする、データ保持期間を[14ヵ月]にする、Googleシグナルを[有効]にする、自分のIPアドレスを[除外]する、の4つはGoogleアナリティクス(GA4)の初期設定として、しっかりと設定しておくことをおすすめします。
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出典・参考文献
- 「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本(著者:小川卓、出版社:ソーテック社)
- Googleアナリティクス4のやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶアクセス解析の基本と実践ポイント(著者:山野勉、出版社:エムディエヌコーポレーション)
- Googleアナリティクス(GA4) Web担当者が分析している手順の解説 用語と見方と考え方のレポート_レポートのスナップショット編(Web365)
- いちばんやさしいGoogleアナリティクス4の教本 人気講師が教える行動計測とユーザー理解の基本(著者:山浦直宏 、高田和資、藤田佳浩、出版社:インプレス)